ユニクロとかGUとかH&Mなどのように最新トレンドを低価格で提供する業態のことをファストファッション(fast fashion)っていいます。
2013年にバングラデシュのダッカで縫製工場のビルが崩壊してたくさんの死者が出たことをきっかけにファストファッションってだめなんじゃねー的な動きが盛んになってきました。
先日『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』映画を見ました。
これいい。学校の道徳の時間でクソみたいな教科書の代わりにみんなでコレをみるべきだよ。(子供にとっては経済システムの話が出てくるのでちょっと難しけど、難しいは難しいのままインプットしてしまう柔軟性を兼ね備えているので問題なし。)
ファストファッション、良いか悪いかっていったら、悪い。
それはこの映画をみればわかる。先進国と発展途上国の喜怒哀楽の幅が違いすぎる。。先進国は喜楽、発展途上国は怒哀の表情、それだけだと辛いから笑ってごまかしているしか映っていない。最初は笑ってインタビューに答えるが、我慢できずに泣きながら訴えるバングラデシュの女性が印象深い。
んじゃ誰が悪いのかっていったら利益を追求しすぎる大企業が悪い。だから今すぐファストファッションなんてやめよ。そして悔い改めよ。
で解決できないのが世の中です。
そもそも常に発展・成長の素で成り立っている資本主義というシステムに非がある。
問題を解決するためには、教育でも啓蒙活動でもない。システムを変えなければならない。と映画の中で言っていたが(たしかこんな感じですが正確ではないです、ごめんなさい。)
まさにその通りで、口で言ったところで、子供も大人も、ましては大人の集合体である組織というものもそんなことで変われたら苦労はしない。特に組織なんてものは個の力では到底コントロールできないほど強力なパワーを持っている。
いいものがほしい。そしてそれは安ければ安いほどいい。という底のない物欲の塊のような消費者も悪い。
とはいえ、大企業の方針は変えられないので、この物欲を利用されている消費者が行動すればいい。買いませんと。
その服は自分の子供を近所に預けて賃金3ドルで出稼ぎに出かけて辛い労働のもと生産されたものであることを知れば、レジにもっていく人は確実に少なくなる。
たとえば、商品を手に取るだけで、作製場面、写真一枚だけでいい、その写真の提示と「本当に購入しますか? YES NO」というConfirmationを入れるのはどうだろうか。そして国がそれを義務付ける。そうすればこの状況は必ず変わる。
ベトナムでは賃上げ要求のデモやストライキで死者まで出ている。
おかしいのは、元凶である低コストで要求した先進国の大企業はノータッチで、ベトナムの労働者とベトナムの警察官がやりあっていること。
じゃあお前はどうなんだっていうと、ついつい安いものに手を伸ばしているときもあり、ふじこふじこふじこ状態である。それでも安い理由を考えれるようにはなった。
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