佐々木豊の泥棒美術学校という本にも度々登場してくる鴨居玲。
道化師を題材としている時点で、自分、好きだなァと思っていました。そんな鴨居玲の展示会が横浜のSOGO美術館で開催されていると、iphoneアプリのTokyo Art Beatが教えてくれたので、行ってまいりました。
作風としては具象派。そして暗い。全てが暗いです。とにかく暗いです。でも鴨居さんは、意外と二枚目俳優。ひと昔前の映画で主演していそうな風貌。
鴨居さんは、画家として思い通りにいかないことに悩み、54歳という若さで排ガス自殺で生涯を終えた悲劇の画家。南米、パリ、ローマ、スペインと各地を転々として、特にスペインに住んでいる酔っ払いや酔っ払い、そして酔っ払い、時には酔っ払っている自分を作品にしていたり。そんな作品が、とにかく圧倒的に力強く、魂がこもっているような感じで、なんというか、生半可な気持ちでリビングに飾れません。
生涯を画家としてすごして画家として死んでいった鴨井さんが、日本を代表する画家だと思うし、素敵です。皆さんにもっと知ってもらいたい。
展示会の詳細はこちらです↓
没後25年 鴨居玲展
※開催期間:2010年7月17日(土)~8月31日(火)
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