猫カフェ夜間営業問題をあらためて考える

猫カフェの営業時間の終わりが20時なのか22時なのか5年前くらいから論争になっていたのですが、どうやら結論がでそうです。

猫カフェ、夜10時閉店継続へ=恒久化も視野-環境省

20時までと22時までで猫のストレスホルモンを計測した結果、どちらも違いは見られないそうで、猫カフェにおいては22時まで営業を許可することが継続されました。
  
そもそもは2012年が発端の年であり、これらのきまりごとは、動物の愛護及び管理に関する法律に従う形となるのですが、ペットショップ・猫カフェとも動物の展示としての営業となります。ペットショップにおいては営業時間は20時までと定められており、同じ展示ということで猫カフェも20時と規則改正しようとしたのですが、猫カフェ運営者から猛烈な反対をもらい、22:00までに緩和された経緯があります。

次の規則改正までに営業終了時間が違うことで猫の健康状態が左右されるか検証をして再検討するということになったのですが、2014年のタイミングで2年間の規制緩和が決まり2016年に今回の結果となったということです。

ここで、猫カフェの現在の営業終了時間(主に首都圏ですが)を調べたのでまとめます。

ねこのみせ 22:00
猫カフェMiysis 20:00
猫カフェれおん 22:00
譲渡型猫カフェ「にゃんくる」川崎店 20:00
譲渡型猫カフェ「にゃんくる」鎌倉店 20:00
まいきゃっと 19:00 or 19:30
猫カフェとらくん 22:00
猫式 20:00
ニャフェメランジェ 20:00 or 21:00
猫カフェ ハピ猫 22:00
猫カフェMoCHA(モカ)池袋店 22:00
猫カフェ MoCHA(モカ)渋谷店 22:00
きゃりこ 吉祥寺店 22:00
猫カフェ ねこの缶づめ 20:00
猫の居る休憩所299 22:00
猫まるカフェ 上野店 22:00
猫カフェ浅草ねこ園 21:00
カフェきゃらふ 22:00
猫カフェ nyanny 秋葉原店 21:00
里親募集型保護猫カフェ まちねこ 20:00


∴営業時間が
20時まで 7店舗
20時〜22時まで 13店舗

22:00という夜遅くまで営業する猫カフェは半数以上いるそうです。
思うところだと、猫は夜行性(詳細には薄明薄暮性動物)なので、営業終了時間の20:00 or 22:00よりも、お店にくる人間がどれだけ猫にストレスを与えないかが大きなファクターとなると思います。人の出入りが激しい、池袋・新宿・渋谷などの猫カフェは営業時間を短めにする等の対応をとるほうが、猫にとっては幸せになるでしょう。見ず知らずの生物と接するのは人間も猫も疲れますから。